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倉敷のラーメン店「月のうつわ」移転 「個人店にしか出せない味」追求

「月のうつわ」新店舗の外観

「月のうつわ」新店舗の外観

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 倉敷・阿知にラーメン店「月のうつわ」(倉敷市鶴形2、TEL 090-1356-2929)が美観地区に隣接する通りに移転して2カ月がたった。

「塩そば」

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 同店は2013年5月から今年4月まで、倉敷駅北口側の住宅街にある民家で営業していた。店主の池田大桜さんは「5周年という区切りの年を迎えたので、美観地区の近くで新しいスタートを切った。駐車場がない店舗になったが、以前からの常連客がわざわざ歩いて来てくれるのがうれしい。県外からの客も増えた」と話す。新店舗の面積は12坪。席数は20席。

 主なメニューは、「中華そば」「塩そば」(以上790円)、白ゴマ油で揚げた焦がし野菜をトッピングした「香味そば」、親鳥の鶏油(チーユ)をブレンドした「黄金そば」(以上830円)など。業務用スープや化学調味料は使わず、メンマやチャーシューも自家製。チャーシューには「とうもろこし豚」、味玉には「釆女(うねめ)ファーム」(笠岡市)の「もみじたまご」を使う。

 「チャーシューかやくめし」(200円)や「俺のメンマ皿」(300円)などのサイドメニューや、ブランデーベースのチューハイに男梅シリーズのリキュールをミックスした「男梅サワースペシャル」(500円)などのドリンクを用意する。

 「人気が高いのは『黄金そば』。スタッフのおすすめは『塩そば』で、女性の人気が高い。手作りならではの本物の味を楽しんでもらいたい」と池田さん。

 「個人店にしか出せない手作りの味は日本の文化。ラーメン店に限らず、地域に個人店がもっと増えていってほしい」とも。

 営業時間は11時~16時30分。火曜定休。

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