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倉敷「有隣荘」特別公開 建物の「緑」にちなんだ美術作品展示

北城貴子さん「Waiting Light-muison-so-」

北城貴子さん「Waiting Light-muison-so-」

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 倉敷・美観地区の大原家旧別邸・有隣荘(ゆうりんそう、倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で現在、特別展「緑御殿的美緑(みどりごてんてきみりょく)-ミレー、セザンヌ、会田誠、ロスコ色々」が開かれている。主催は大原美術館。

2階の窓から見える緑の屋根瓦

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 有隣荘は、大原美術館を創設した大原孫三郎が1928(昭和3)年に建設した別宅で、個性的な緑色の屋根瓦を持つ外見から「緑御殿」という通称を持つ。普段は非公開だが、春と秋に期間限定で一般公開し、同館所蔵品の特別展示を行っている。

 同展では「緑御殿」という通称にちなみ、同館所蔵作品の中から「緑」を表現しているものを展示する。

 展示作品は、押江千衣子さんが倉敷での滞在制作時に見た木々の緑に触発された「こだま」、福田美蘭さんが有隣荘の瓦の色を意識して作り上げた「有隣荘の色 棧切」、ピカソの陶器作品「フルート奏者」、会田誠さん「愛ちゃん盆栽(松)」、ミレー「グレヴィルの断崖」、セザンヌ「水浴」など13点。

 学芸員の孝岡睦子さんは「建物の緑・庭の緑・作品の緑、3つの緑の共演を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は10時~16時30分。料金は、一般=1,000円、学生=500円。5月6日まで。

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