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倉敷・アイビースクエアで「龍の仕事展」-高梁川流域企業50社が出展

昨年行われた「龍の仕事展」の様子

昨年行われた「龍の仕事展」の様子

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 倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にある「アイビー学館」で9月15日から、高梁川流域の企業文化を伝える展示販売イベント「龍の仕事展」が開かれる。

高梁川をモチーフにした龍の巨大オブジェ

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 高梁川流域(新見、高梁、総社、倉敷、井原、笠岡、矢掛、浅口)でものづくりに携わる企業が毎年9月に集まり展示販売を行う同イベント。「龍」とは高梁川のこと。時に氾濫し災害をもたらしながらも、流域の産業発展に寄与してきたことから、広域地場産業を結びつけるシンボルとして用いられる。昨年は9日間で8500人を動員。今年は出展企業も大幅に増え、200坪の会場に約50社のブースが並ぶ。

 出展するのは、カモ井加工紙(mtマスキングテープ)、とら醤油(黄ニラ醤油)、丸五(地下足袋ASSA BOOTS)、バイストン(倉敷帆布)、今吉商店(倉敷いぐさ)、倉敷着物小町(デニム着物)、高田織物(畳縁)など、地域の風土や文化と密接な関係を持つものづくり企業。今回が初出展となる企業には、「国産デニムの聖地・児島」を推進する児島ジーンズストリートの14店、矢掛に自生する日本薄荷(ハッカ)の商品開発を手掛ける矢掛放送とヨイキゲン、江戸時代に児島で大規模塩田を開発したルーツを持つナイカイ塩業などが名を連ねる。

 実行委員会事務局長の久保田正彦さんは「集まるのは全国に誇れる地元のものづくり企業ばかり。今年は出展企業も大幅に増え、より魅力的なイベントになる。地元の小学生にも地域学習の一環として利用してもらっている。地場産業を知ることで地域の歴史や文化も学べるので、多くの人に気軽に足を運んでほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~17時。入場無料。今月23日まで。

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