倉敷美観地区・本町・東町の一帯で11月3日・4日、倉敷ジャズストリートが行われる。
イベント後はコースターとして利用できる「倉敷帆布」のチケット
4年目を迎える同イベント。倉敷の町家、飲食店、博物館、寺、倉敷川に架かる橋など12カ所を演奏会場とし、街中をジャズで染める。当初は県の文化振興事業「おかやま県民文化祭」の一環で行われていたが、今年から単独で開催。県内外から55バンド、約160人のプロ・ミュージシャンが参加する。
主な演奏会場は、1968(昭和43)年創業の老舗ジャズ喫茶「アベニュウ」、今年3月オープンのため初めての会場となる複合商業施設「林源十郎商店」、米蔵を改装したギャラリーカフェ「夢空間(サロン)はしまや」、老舗ちょうちん店「上島提灯」、日蓮(にちれん)宗「本栄寺」、高野山真言宗「地蔵院」、国指定重文の「大橋家住宅」など。2日目の17時からは、倉敷川に架かる「中橋」をステージに見立て、飛び入り参加歓迎の「中橋ジャムセッション」を行い、フィナーレを飾る。
チケットは2日間共通のフリーパスで、10センチ四方の「倉敷帆布」に実行委員が手作業で印刷を施したもの。イベント中は加盟飲食店11店が提供する「ジャムランチ」(1,000円)の10パーセント割引券として、イベント後はコースターとして利用できる。
「アベニュウ」の経営者で、実行委員を務める松本美代子さんは「今年は東京・大阪・名古屋・京都・ロシアなどさまざまな地域から出演者が集まるのが特徴。演奏者たちも『ジャズ好きにとどまらず、普段出会えない人たちに聴いてもらえるのでいい刺激になる』と乗り気。美しい美観地区にジャズが流れる2日間を満喫してほしい」と話す。
開催時間は12~18時(日曜は21時まで)。チケットは、前売り=1,000円、当日=1,200円。未就学児無料。各演奏会場などで販売する。