倉敷・水島のまちづくりイベント「水島スイーツフェスタ!」で11月4日、市民らが世界一長いロールケーキ作りに挑戦し、130メートルを達成した。
空き店舗の増えた水島の商店街をスイーツで活性化しようと倉敷青年会議所(倉敷市白楽町、TEL 086-421-9566)地域まちづくり創造委員会が企画した同イベント。事前登録した約300人の市民が、昨年11月に群馬県高崎市で達成された115メートル9センチを上回る長さのロールケーキ作りに挑戦した。
横50センチ縦45センチ厚み2センチの特製生地280枚を岡山木村屋(岡山市北区)が用意。両端が2センチずつ重なるように並べた。生地に塗る生クリームは参加者が泡立てて作ったもの。巻き上げ作業は主催者の掛け声に合わせ全員同時に行った。
巻き上げたロールケーキには「水色の縞=水島」の意味を込め、参加者が作った水色と白の生クリームを交互に搾って載せた。仕上げは地元産「連島レンコン」のチップス、水島コンビナートの夜景をイメージした星のトッピング。作業開始から約2時間で完成させた。測量士が測定を行い、世界記録となる130メートル15センチの達成が確認された。
完成した約1000人分のロールケーキは参加者や見物客に無料で配布。地元の小学6年生中田こころさんは「生クリーム作りが大変だったけど、出来上がった生クリームを搾るのが楽しかった。ロールケーキもおいしかった」と楽しげに話した。
竹内秀勝委員長は「大成功してホッとした。街の活性化につなげていきたい」と話す。記録は撮影したビデオなどと共にギネスに申請する。