倉敷・美観地区入口前の元町通りに4月24日、手作りプリンと米粉ロールケーキのテークアウト専門店「SAGOHACHI（サゴハチ）」（倉敷市阿知3、TEL 086-425-0555）がオープンした。

手作りプリンと米粉ロールケーキの「サゴハチ」

　同店は、倉敷・水島地区で「スイーツ＆カフェ milcrown（ミルクラウン）」（水島東常盤町4）を運営する「倉敷三五八（くらしきさごはち）」による新店舗。店名の由来は、塩・麹・米を3：5：8の比率で混ぜ合わせる東北の郷土料理「三五八漬け（さごはちづけ）」から。「料理の黄金比、最高の味を生み出す絶妙なバランス」の意味を込めて名付けたという。

　ショーケースには、「米粉のはちみつロール」（1,050円）、米粉のさくらロール（1,200円）、そして倉敷・美観地区の「くるま座　有鄰庵（ゆうりんあん）」（倉敷市本町2）でも販売中の「純生カスタード しあわせプリン」（350円）を並べる。近日中に「米粉の黒糖ロール」の発売も予定。

　ロールケーキには新見市の米から作った米粉、プリンには笠岡市の卵、美星町の牛乳を使うなど、地産地消へのこだわりを見せる。保存料などの添加物は使っていない。

　毎日手作業で「しあわせプリン」の表面にスマイル・マークを描いている「ミルクラウン」スタッフの塩見容子さんは「プリンはとても濃厚で、口の中でフワッととろける」と話す。

「ロールケーキも一つ一つ丁寧に手で巻いている。生クリームを通常の1.6倍使っているのでコクがあり、甘さを控えめにしているのでとても優しい味がする」と自信を見せる佐藤和也店長。「店内にイートイン・スペースはないが、周囲に無料でくつろげる場所があるので、そこで景観を楽しみながら召し上がっていただければ」とも。

　営業時間は12時～17時30分。木曜定休。