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倉敷の重文で新酒試飲会-高梁川源流の水使い「原点の味」5種

「新酒お披露目会」が行われる「大橋家住宅」

「新酒お披露目会」が行われる「大橋家住宅」

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 倉敷の国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3、TEL 086-422-0007)で4月7日、岡山の蔵元グループ「岡山ZARU」による「新酒お披露目会」が開かれる。

築200年を超える国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」

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 「岡山ZARU」は、倉敷と総社にある5つの蔵元が2011年夏に、技術を高め合うための研究と交流を目的に結成したグループ。メンバーは菊池酒造(玉島阿賀崎)、熊屋酒造(林)、十八盛酒造(児島田の口)、三宅酒造、ヨイキゲン(以上、総社市)。試飲会では、「岡山ZARU」ブランドとして各酒蔵が手掛けた新酒5種と酒肴(しゅこう)弁当を用意する。

 新酒は、酒母の仕込みに高梁川源流(新見市)の水を使い、米は岡山の「朝日米」を使うことを共通条件に、それぞれの蔵元が醸造。新酒の名前は5種共通で、蔵元ごとに5色のラベルで分類される。名前は試飲会で初披露される予定。

 メンバーの蔵元はいずれも高梁川の伏流水で酒を造っていることから、「原点に触れよう」と昨年春に全員で源流を訪ねたという。十八盛酒造の代表・石合敬三さんは「源流の水を使った今回の新酒は、これからもっといいお酒を造っていこうという気持ちのこもった『原点』のお酒。雰囲気のある大橋家住宅で、原点の味を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 「まずは地元の人に飲んでいただき、将来的には岡山の地酒を全国レベルに広めていきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は17時30分~19時。参加料金は3,500円。事前申し込みが必要。

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