倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にあるアイビー学館(TEL 086-424-0517)で現在、倉敷の繊維産業をアピールする展示「倉敷繊維考房(こうぼう)」が行われている。
倉敷を支えてきた繊維産業に関わる製品を展示販売する同イベント。イグサ製品の「倉敷いぐさ 今吉商店」(西阿知町)、真田紐(ひも)の坂本織物(児島唐琴)、帆布製品のタケヤリ(曽原)とバイストン(同)、制服の日本被服(児島下の町)、デニム製品のベティスミス(同)の6社が参加する。
帆布製のバッグやデニムのパンツのほか、イグサ製のランチョンマット(1,050円)やブックカバー(1,260円)、デニム製の名刺入れ(1,050円)やデジカメ・携帯電話ケース(2,625円)など、伝統を現代の生活雑貨に取り込んだ製品も多数並べる。デニムのオリジナルストラップ(400円)を作れる体験コーナーも開設する。
日本被服が提供する「児島学生服資料館」コーナーには、昭和初期から現代にかけての学生服をはじめ、1980年代に流行した「変形学ラン」や、制服を着たアイドルの広告写真などを展示する。
「倉敷は繊維産業で成り立っているということを地元の人にもっと知ってもらいたい。今後もこのようなイベントを通じて『地元にいいものがある』ということを伝えていきたい」と同社企画部文化事業課の森貴彩さん。
開催時間は9時~17時。5月6日まで。