倉敷美観地区の複合商業施設「林源十郎商店」(倉敷市阿知2)内の「achimachi(アチマチ)」(TEL 086-423-6011)がリニューアルオープンして1カ月が過ぎた。運営は、町家を改装したカフェ「三宅商店」(本町)などを手掛ける「くま」。
1周年となる3月20日にリニューアルした同店。創作イタリアンとして1年間営業したが、当初より予定されていた前任シェフの独立開業を機に、新シェフの下「季節のおもてなしごはん」の店として営業を始めた。今年3月に閉店したレストラン「ティルナノーグ」(児島宇野津)が、料理やテーブルコーディネートなどをプロデュースする。店舗面積は25坪で、席数は24席。
1934(昭和9)年に建築された邸宅の母屋を改装した店舗で、旬の野菜と大豆製品を中心としたコース料理(3,500円)を月替わり、完全予約制で提供。4月は「わけぎの豆腐キッシュ」「レンズ豆のスープ」「天然鯛とたけのこと新じゃがの木の芽グラタン風」「きび入り焼きおにぎり うるいとスモークサーモンの豆乳スープ茶づけ」など。デザートとドリンク(コーヒーまたは紅茶)が付く。
料理を担当する店長の蜂谷依子さんは「マクロビにこだわっているわけではないので肉も使うが、おいしくて体にいいものを作ろうとしたら自然と野菜や大豆中心の料理になった」と話す。
現在はランチ営業のみだが、ディナー営業も近日中に始める予定。「食べながら季節を感じたり、『こういう食べ方があるのか』という発見をしながら、楽しい時間を過ごしてもらいたい。おなかだけでなく心も満たして、明日への元気につながるようなおもてなしをしていきたい」と蜂谷さん。
営業時間は11時30分~。月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜)。完全予約制。