岡山県・早島町の「早島地域農園」で現在、「次世代ブドウ『紫苑(しえん)』の収穫と畑手作り体験」が行われている。主催は、農業や伝統文化を通じて地域活性化を推進する早島農業体験協議会(CLiP)。
「紫苑」は、「紅三沢(べにさんしゃく)」と「赤嶺(せきれい)」を掛け合わせた、種なし、大房、大粒の品種。色はワインレッドで、糖度が17~20度と非常に高いのが特徴。参加者は、「紫苑」についてのレクチャーを受けた後、収穫、出荷用の手入れ、計測、梱包(こんぽう)、無農薬畑の開墾などを体験する。
同農園は7年前に設立。定年退職したボランディアメンバーが、「紫苑」を早島の新しい特産品として育て上げることを目標に栽培している。「農業従事者の高齢化と後継者不足による地域農業の衰退は深刻。この収穫体験を通じて定年対象者や高齢者の農業参加促進につなげ、地域を活性化したい」と同団体メンバーの小川拓也さん。
時間は9時~15時ごろ。参加費は、大人=2,500円、小学生以下=1,000円(ブドウ試食、お茶代込み)。12月中旬まで(発育状況により変動)。申し込み方法や詳細は同協議会のフェイスブックページで確認できる。