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倉敷・アイビースクエアで「めぐりあう器展」-県内作家の陶器とガラス一堂に

三垣祥太郎さんのレースガラス

三垣祥太郎さんのレースガラス

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 倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にある「愛美工房 展示室」(TEL 086-424-0517)で現在、「めぐりあう器展」が開かれている。

ブルーグレー色の秘密は炭化させた米

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 「生活の中の一部になってほしい器」をテーマに、県内で活躍する17人の陶芸・ガラス工芸作家の作品1500点超を一堂に集め展示販売する同展。

 企画した同ホテル企画部文化事業課の森貴彩さんは「ただ作品を見るだけのギャラリー展示にしたくなかった。見て選ぶ楽しさを感じてもらい、持ち帰って使ってもらえるような演出を心掛けた」と話す。

 花岡央さんの「GRICE(グライス)」シリーズは、自宅で作ったコメや稲わらを炭化させたものを原料に混ぜて溶かし込んで作ったガラス器で、コメが持つ本来の色とかけ離れた透明感のある淡いブルーグレーの発色が特徴。耐熱のボロシリケイトガラスで制作するベンジャミン・サスエタ・ロドリゲスさんは、緻密な模様が描かれたペンダントやボールペンなど独創的な作品を240点展示する。anoneさんは色ガラスを組み合わせて加工したネックレスやピアスなどアクセサリー類を中心に並べる。

 「素材が同じでも作り方や作家によって質感や触り心地が大きく異なる。実際に触れることで作家ならではの使い手への心遣いも体感できるはず。ぜひ自分のお気に入りを見つけてもらえれば」と森さん。

 開催時間は9時~17時30分。入場無料。5月6日まで。

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