倉敷の国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)で4月12日・13日、高梁川流域の食と文化をアピールするイベント「高梁川マルシェ 和」が行われる。
5回目を迎える同イベント。昨年、「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことにちなんでテーマを「和」に。これまで「倉敷アイビースクエア」「倉敷みらい公園」などで行ってきたが、築200年を超える町家建築で行うのは今回が初めて。
「食」には11店が出店。自然栽培の米、みそ、酢、しょうゆ、地ビール、地紅茶、地元フルーツを使った加工品やスイーツ、手延べそうめんなどを販売する。「暮らし」には工芸作家ら10店が出店。陶器、漆器、ガラス器、木工品、手作りろうそく、天然素材の婦人服、帽子などを販売する。
会期中は「とんぼ玉制作体験」「ガラスのはんこ制作体験」などのワークショップを行う。12日(18時~)には、民俗学者・神崎宜武さんの講演を交えながら50年前の備中地方の春の慶事食を振る舞うワークショップ「備中の食と酒を愉(たの)しむ」を開く。料金は6,000円で、事前予約が必要。
マルシェの開催時間は10時~19時(13日は17時まで)。入場無料。