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倉敷の古民家ギャラリー、期間限定でダイニングに-キャンドルの明かりでフレンチ提供

「キャンドル卓」の様子

「キャンドル卓」の様子

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 倉敷の「ギャラリーしをり」(倉敷市阿知2)に現在、キャンドルの明かりでコーディネートした空間で料理を提供する「キャンドルダイニング キャンドル卓 in ギャラリーしをり」が期間限定で出店している。企画・運営は1934(昭和9)年創業のペガサスキャンドル(西阿知町)。

メーン料理「サワラとイガイの泥遊び」

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 キャンドルの明かりで食卓を取り囲む「豊かな時間」の体感を目的とした同イベント。夜の古民家ギャラリーに約100本のキャンドルをともし、創作フレンチのダイニングとして営業する。これまでにも同様のイベントを複合商業施設「林源十郎商店」(阿知)、日本酒の蔵元「辻本店」(真庭市)などで行ってきたが、1カ月間継続して行うのは初めて。席数は34席で、テーブルコーディネーター・原のり子さんがテーブル、料理などの演出を手掛ける。

 料理は「食工房 ぶどうの木舎」(岡山市北区)のシェフによる「春の歌」と題した創作フレンチのコース(4,320円~)。オードブル「春の帆掛け舟」、スープ「ドレミファ・ソラミネ」、メーン「サワラとイガイの泥遊び」、デザート「歌のなごり」とそれぞれ名付けられている。ドリンクは利き酒師・市田真紀さんセレクトの地酒6種のほか、地ビール、地ワイン、ソフトドリンクなどを取りそろえる。ぐいのみは、倉敷ゆかりの若手ガラス工芸作家5人の作品から選ぶことができる。

 「戦後の日本人は明るい夜の暮らしに慣れてしまっているが、昔のようにキャンドルの穏やかな明かりで団らんすることの素晴らしさを広めていきたい」と同社マーケティング・新事業スーパーバイザーの美藤勇雄さん。「このイベントが、家庭でも記念日などにキャンドルの食卓を囲んでみるきっかけになれば」とも。

 営業時間は18時~22時。日曜・月曜定休(4月27・28日、5月4・5日は営業)。予約は同イベント特設サイトと電話(080-5778-1311)で受け付ける。

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