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倉敷・美観地区近くに古民家宿 築200年超の商家を改修

「滔々 新川桔梗屋」の外観

「滔々 新川桔梗屋」の外観

 築200年を超える商家を改修した一棟貸しの宿泊施設「滔々(とうとう) 新川桔梗屋」(倉敷市阿知3)が9月7日、倉敷美観地区に隣接する通りにオープンした。

「商家の宿」の居間

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 かつて新川町と呼ばれていた同地で、江戸時代から長く穀物商を営んできた「桔梗屋」の建物を修復。建物は江戸後期建設の母屋と明治初期建設の離れで構成されており、それぞれ独立した宿「商家の宿」(最大6人宿泊可)と「南の宿」(最大4人宿泊可)として再生した。建物を持ち上げて基礎を設け、1年以上かけて既存の柱や建具、土壁を生かしながら補強改修を行った。運営は、美観地区一帯で分散型ホテル「滔々」を運営する「菱善地所(りょうぜんじしょ)」(岡山市北区)で、今回の2室を合わせて計7室となる。

 「商家の宿」は、母屋の1階間取りを明治期の姿へと復元し、中庭を望む和室やキチネットなどを配置。かつて物置だった2階は寝室と書斎として再生した。「南の宿」は、かつて倉庫や居室として使われていた離れを改修し、開放的な和の空間に仕上げたという。倉敷格子や虫籠窓(むしこまど)などの伝統的な町家の外観を残しつつ、客室内の現代的な快適さも追求したという。

 同社の宮井宏社長は「かつて青果市場があったこの通りに、江戸時代の面影を残す建物はここ1軒しか残っておらず希少性がある。建物は使わないと傷んでいくが、宿泊者に使ってもらうことが建物を守っていくことにつながる。宿泊体験と合わせて、周辺地域の歴史も伝えていきたい」と話す。

 1泊2人利用時の宿泊料金は、「商家の宿」=4万9,500円~、「南の宿」=4万4,500円~。

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