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大原美術館で日本画家・小瀬真由子さん作品展 倉敷で滞在制作

倉敷で滞在制作した日本画家・小瀬真由子さん

倉敷で滞在制作した日本画家・小瀬真由子さん

 日本画家・小瀬真由子さんの作品展「ARKO 2025-2026 小瀬真由子」が現在、大原美術館(倉敷市中央1)で開かれている。

「無為村荘」で制作中の小瀬真由子さん

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 同展は、公募で選ばれたアーティストが滞在制作を行い展示発表をするプログラム「ARKO(アルコ)」の一環。小瀬さんは、同館の礎を築いた洋画家・児島虎次郎の旧アトリエ「無為村荘(むいそんそう)」(酒津)で4月から約3カ月間にわたり制作に励んだ。同展では、小瀬さんにとって過去最大サイズとなるメイン作品1点と小品5点の計6点を展示する。

 メイン作品「24号への襲撃」は、岡山県内各所で重ねたリサーチを基に描いた横幅約5メートルに及ぶ大画面の日本画。野生動物や脅威的な存在と人間との境界線、獣と人との違いを探ることをテーマに、笠岡市の津雲貝塚から出土した「世界最古のサメの犠牲者」とされる人骨の資料展示に着想を得て、鋭い歯を持つサメを中心に据えた。タイトルの「24号」も人骨の資料番号に由来する。作品中には、アトリエ周辺の道端に咲いていたアヤメやアトリエ内に現れたムカデなど、今回の滞在制作ならではのモチーフも取り入れている。

 東京を活動拠点としており、岡山県での滞在制作は今回が初めてという小瀬さん。無為村荘での制作について「電気も水道もない空間で、朝から夕方までの限られた時間内に集中して描く経験は、一つのものを大事に描こうという気持ちにつながった。虎次郎が過ごした同じ空間で描けたこともありがたかった」と振り返る。

 「一つ一つのモチーフに意味を持たせている。自由に想像を膨らませながら楽しんでもらえれば」とも。9月6日には、小瀬さん本人によるアーティスト・トークを会場内で行う。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。9月7日・14日は休館。入館料は、一般=2,000円、高校・中学・小学生=500円、未就学児無料。9月27日まで。

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