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倉敷のアートギャラリーで震災復興支援オークション-地元作家55人出品

「倉敷からの風」会場の様子

「倉敷からの風」会場の様子

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 倉敷・美観地区のギャラリー「スペースみき」(倉敷市中央1、TEL 086-422-7406)と「クラフト&ギャラリー 幹」(同)で現在、東日本大震災復興支援のチャリティーオークション「倉敷からの風」が開かれている。

千田雅子さんの「マーブル杯」

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 震災の翌年から始まり4回目を迎える同イベント。倉敷在住の画家・杉田修一さんを代表とする作家有志が倉敷に縁のある作家たちに呼び掛け、55人の参加が実現した。そのうち5人は東北から参加する。絵画、木工作品、陶器、ガラス、布製品、彫刻、写真、革、バッグ、万華鏡など120点を展示し、入札を募る。

 入札は最低入札価格から500円単位で受け付ける。期間中は最高入札額を表示せず、入札数だけを表示する方式で、落札者は期間終了後に決定する。落札金額のうち4割を作家に支払い、諸経費を差し引いた金額を医療・保健衛生分野を中心とした支援活動を行うNPO法人「AMDA(アムダ)」に寄付する。昨年は32万円を寄付し、これまでの合計寄付金額は112万円に達している。

 杉田さんが今回出品したのは2枚の抽象画。「震災の後、津波のイメージが頭から消えずなかなか寝付けなかった時期に50枚ほど描いた」と振り返る。「震災直後は、制作作業が全く手に付かなくなってしまった作家と、一心不乱に手を動かすしかなかった作家と両極端に分かれた。それぐらい衝撃的な出来事だった」とも。

 「今回もさまざまなジャンルの作品が集まったので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。3月15日まで。

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