倉敷駅南のえびす商店街に着物店「ななくら」(倉敷市阿知2、TEL 086-425-1228)が移転オープンして1カ月が過ぎた。場所は昨年末に移転した「うつわ四季」跡。
2月27日に幸町から移転オープンした同店。「気軽に、リーズナブルに着物が楽しめる店」をコンセプトに、新品・新古品・リサイクル品の着物、新品の小物などを販売する。店内では着付け教室を開講するほか、着物のメンテナンス、リフォーム、コーディネートなどの相談も受け付ける。店舗面積は13坪で、旧店舗から拡張した。
「商店街に移転し、駅や美観地区に近くなったので外国人や観光客の来店が増えて楽しい。既存のお客さまも『近くなったので来やすくなった』『広くなったので商品も選びやすくなった』などの声をいただいている」と店主の岡村省子さん。
岡村さんが開業したのは2012年。もともと着物業界出身ではないが、大の着物好きだったことから「岡山にある行きつけの着物屋さんの後押しなど、さまざまな縁があって開業につながった」と話す。
「着物は洋服と違って形がほぼ同じなので、その中で普段洋服ではできないようなコーディネートを楽しめるのも魅力。イベント時だけでなく日常でも着物を来て、ちょっとした非日常を楽しんでもらえれば」とも。
「倉敷は着物が似合う街なので、着物を着る人がもっと増えることを願っている。初心者も歓迎。『着物だから』と壁を作らず、少しでも興味があれば気軽に来てほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~18時。月曜、木曜定休。