倉敷美観地区の「倉敷町家トラスト」事務所(倉敷市東町1)で6月23日、東日本から倉敷に避難した人たちを支援するグループ「よりはぐプロジェクト」による「みちのくカフェ」が開催される。
同カフェは東日本大震災や東京電力福島第1原発の事故を受けて倉敷市に移住してきた人たちが集まる場所として、昨年12月から月1回開催。今回で7回目となる。「ずんだ白玉」と、南部地粉を使ったくるみとレーズンの「みちのくクッキー」は、同グループ代表の高橋香さんが、福島在住のころ自営業で焼き菓子を作っていた経験を生かし作る。アイスクリーム「澪」、コーヒー、アイスコーヒー、紅茶(以上300円)は福島県いわき市にある茶と菓子類の専門店「高木園」から取り寄せる。
店内では、東北支援プロジェクト「EAST LOOP」の手編みブローチや、福島市渡利の作業所「結」で古い着物を再利用したショートエプロンやラベンダーの匂い袋、ネックレスなどを販売し、現地のサポートにつなげる。
「カフェ運営の経験はなかったが、皆さんの要望を受け思い切って立ち上げた。回を重ねるごとに手応えを感じている」と高橋さん。「コミュニティーカフェ的な場所を提供することで、被災者・避難者同士だけでなく、地元の人と交流し、震災の風化を防いでいきたい。東日本大震災に少しでも思いがあれば気軽に足を運んでほしい」とも。
営業時間は12時~18時。毎月第4土曜開催。