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倉敷の寺院住職が「仏さまの切り絵本」出版 「写経に続く新たな仏道体験」提案

高蔵寺住職の天野こうゆうさん

高蔵寺住職の天野こうゆうさん

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 高蔵寺(倉敷市中島、TEL 086-465-2744)住職の天野こうゆうさんが8月25日、書籍「仏さまのほほえみ切り絵」(KADOKAWA刊)を出版した。

「仏さまのほほえみ切り絵」とオリジナルの切り絵

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 天野さんが考案した、仏さまの切り絵と作り方を紹介する同書。判型はAB変版、132ページ。

 「地蔵菩薩」「阿弥陀如来」「薬師如来」「千手観音」などをはじめ、蓮の花や雲など仏教の世界観をモチーフとした切り絵作品を掲載する。このほか、羽子板、ひな人形、スイカ、柿、サンタクロースなど春夏秋冬にちなんだ切り絵も掲載。年賀状、名刺、うちわ、しおり、付箋、紙クリップ、ブックカバー、ステンドグラスなど、生活雑貨への取り入れ方を提案する。

 巻末には約60ページの付録「そのまま使える図案集」も。図案をなぞって切り取ると、掲載作品と同じ物を作ることができる。「最近はなかなか物事をやり遂げない人が多いが、こういった手軽な物で『完成させるよろこび』を味わってほしい。実際に切ってみると分かることがたくさんあるので、ぜひ試してほしい」と天野さん。

 天野さんが修行した高野山では、「宝来(ほうらい)」と呼ばれる切り絵飾りを正月のしめ縄の代わりに飾る伝統があることから、その歴史にも焦点を当て、図案と共に紹介する。

 「これまで土人形や墨絵なども手掛けてきたが、切り絵の場合は作家と同じものが作れる特長がある。写経や写仏に続く新たな仏道体験としてもお薦め」とも。

 価格は1,620円。全国の書店で販売する。

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