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倉敷のギャラリーで高蔵寺住職が個展-「おかげさま」テーマに創作

米蔵を改装したギャラリーにさまざまな表情をした仏さまが並ぶ

米蔵を改装したギャラリーにさまざまな表情をした仏さまが並ぶ

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 倉敷・美観地区の「夢空間はしまや」内ギャラリー(倉敷市東町1、TEL 086-422-2564)で現在、倉敷高蔵寺(中島)住職・天野こうゆうさんの個展「ほほえみほとけ展~土の仏さま 紙の仏さま」が開かれている。

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 米蔵を改装したギャラリー内には、「おかげさま」をテーマにした書画、切り絵、版画、土仏、張り子など多数の作品が所狭しと並べられ、仏の世界が広がる。「身近な祈りのカタチ」を遊び心と祈り心で表現したという「縁起物」は今回からの新しい作品シリーズ。その中でも地震封じのお守りは、「せいたかさま」が地震の化身であるナマズにどっしりと乗った姿をかたどったもので、購入していく人も多いという。

 15歳より高野山に入り僧侶になった天野さん。同寺第16代住職としての務めのほかにも、ラジオやインターネット、定期的に開催する「くらしき仏教カフェ」や「おとな寺小屋」などを通じて、仏の世界を分かりやすく、親しみやすく伝えるため、勢力的に活動している。

 「今回の個展は集大成」と天野さん。11年前に初めて個展を開いたのをきっかけに、毎年2回ほど倉敷や各地で個展を開いてきた。「個展を開く度に過去の作品は見たくないという気持ちがあり、『新しいものを創らなくては』という強迫観念に駆られてきた。それが最近になって、やっと過去の作品に新鮮さを感じられるようになった。倉敷ならではの坊さん玩具、という気軽な感じで見に来てほしい」という。

 縁起物(2,000円~)、切り絵(5,000円~)など、展示品の全てを即売しており、小物は全て持ち帰ることができる。

 営業時間は10時~17時。入場無料。5月6日まで。

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