日本茶カフェ「KOTKA SETOUCHI /コトカ」が瀬戸内海国立公園・鷲羽山ビジターセンター(倉敷市下津井田之浦1)内にオープンして2カ月がたった。
「鷲羽山の景色を五感で楽しむための日本茶カフェ」として3月21にオープンした同店。企画会社「NEKKO(ネッコ)」が運営する。店舗面積は約30坪。席数は32席。店名はフィンランド語で「鷲(わし)」を意味する。
メニューは、全国各地の生産農家から取り寄せた茶葉で入れた「日本茶」(550円~)、日本茶をベースにしたオリジナルドリンク(750円~)、コーヒー(550円~)、和洋のスイーツ(680円~)、オープンサンド(980円~)など。瀬戸内海に浮かぶ島々を雲に見立ててイメージしたオリジナルドリンク「KUMO(クモ)」の「モモ抹茶クラウド」(800円)は、岡山の桃を使ったフォームを抹茶の上に載せて提供する。
同店の企画・プロデュースを手がけた石橋拓磨さんは「味変、意外性、驚きなど『奥行き』の感じられるメニューを心がけている。今後は、季節の香りと茶葉を自分でブレンドできる体験型メニューや、雨の日や夕暮れ時などの天候や時間に合わせた限定ドリンクも提供したい」と話す。
石橋さんが初めて同施設を訪れたのは2024年秋。壮大な景色に感動した一方、来訪者が写真を撮ってすぐに帰ってしまう状況を見て、「もったいない。ここで何か飲めたらもっと楽しめるのでは」と思ったという。昨年、一念発起して石川県から移住し、地域おこし協力隊員として活動しながら出店準備を進めてきた。「国立公園内かつ市の施設内という特殊な場所であるため、市、環境省、国土交通省という3つの異なる行政機関の許認可を得る必要があり、調整に苦労した。『通過点』になりがちな観光地を『目的地』に変えたい」と石橋さん。
「オープンしてから、これまで少なかった20代女性など若い層の来店や、SNSでの発信が増えた。何度も来ないと分からないような仕掛けを作り、鷲羽山の楽しみ方がもっと深まるような拠点にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~17時30分。