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倉敷・大原美術館、マステでデコる 観光PRで「mt」とコラボ

「mt」で装飾した大原美術館の外観

「mt」で装飾した大原美術館の外観

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 倉敷・大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で現在、カモ井加工紙(片島町)のマスキングテープ「mt」で同館の外壁や展示室などを装飾する企画「mt×大原美術館」が行われている。

14色の「mt」600個をつり下げたオブジェ

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 JR、地方自治体、観光事業者などが共同で取り組む観光推進事業「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」の一環。1930(昭5)年に建設されたギリシャ神殿風の本館の柱にも大胆に装飾を施し、外を歩く観光客らの注目を集めている。

 同館で高い人気を誇るエル・グレコ「受胎告知」の展示コーナーは、濃淡の異なるゴールド系の「mt」で壁面を装飾し作品を浮き立たせる。自然光が差し込む吹き抜けの展示スペースには、天井から14色の「mt」約600個をつり下げたオブジェを展示し展示作品に彩りを添える。

 分館には「オリジナルmt BOX」体験コーナー(参加費=300円~)を開設。台紙を箱の形に組み立てて、用意された数十種類の「mt」を「使い放題」で装飾できる。作った箱は持ち帰るか、サンプルコーナーに寄贈して同館オリジナルmtと交換することができる。

 広報担当の藤田文香さんは「地元企業のカモ井加工紙さんと一緒にこのような企画ができてうれしい。若い人たちへの訴求も期待できる。『面白そうな場所だな』『入ってみようかな』と感じていただき、『美術館は入りにくい』というハードルを下げるきっかけになれば」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=1,300円、大学生=800円、小・中・高生=500円。デコレーションは7月3日まで。

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