倉敷・川入に絵本と紅茶の店「つづきの絵本屋」(倉敷市大内、TEL 086-476-0415)がオープンして半年が過ぎた。
今年4月にオープンした同店。今年2月に倉敷に移住した店主・都築照代さんが初出店した。店名は「絵本の『つづき』が知りたいというワクワク感」と店主の名字とをかけて付けた。絵本を販売する傍ら、店内のテーブルで紅茶と手作りスイーツも提供する。店舗面積は13坪。席数は10席。
絵本は、定番のロングセラーから新刊まで都築さんがセレクト。全ての絵本を面出し陳列する。「とにかく絵本が大好き。絵本が見やすく取り出しやすいように、書架の角度や深さにもこだわった」と都築さん。毎月テーマを決めて絵本を展示する特集コーナーや赤ちゃん絵本のコーナーも設ける。
店内にはギャラリーも併設。都築さん所有の絵本原画を常設展示するほか、絵本作家を迎えたトークイベントやサイン会に合わせて原画展などを行う。
紅茶メニューは、「ダージリン」「アッサム」「アールグレイ」(以上、ポット=648円、カップ=432円)、「ロイヤルミルクティー」(486円)「ルイボスティー」(432円)など。茶葉はティーインストラクターでもある都築さんが選んでおり、「ダージリン・ファーストフラッシュ」「ルフナ」など季節限定の紅茶なども用意する。追加162円でクッキー、マフィン、スコーンなど都築さん手作りの焼き菓子が付く。
都築さんは、公共図書館・大学図書館・小学校図書館などで長年司書を務めた経験を持ち、「いつか自分で絵本屋を開き、子どもたちに本の素晴らしさを伝えたい」という夢をあたためてきた。「子育て中のお父さんお母さん、孫を持つおじいちゃんおばあちゃんに、『絵本で子育て』をする時間を持っていただけるような提案をしていきたい。大人向けの絵本もあるので、疲れている若い女子にもおすすめ。意外な気付きがあり、ゆるやかに元気になれるのが本の魅力」と話す。
「忙しくて余裕のない方が多い時代だからこそ、紅茶を飲みながらゆっくりとしてもらいたい。用がなくても行きたくなるような心の安らぐ店になれれば」とも。
営業時間は10時~18時。水曜・木曜定休。