倉敷・児島の老舗ジーンズメーカー「ベティスミス」(倉敷市児島下の町5、TEL 086-473-4460)が8月12日、地域交流イベント「Betty's Market」を開催する。
同社敷地内にある工場の裏庭と駐車場を利用し、アウトレットコーナー、飲食コーナー、体験コーナーなどを展開する同イベント。昨年のゴールデンウイークに行った東日本大震災復興支援イベントの反響が大きかったことから、今年はゴールデンウイークと夏休みに開催。夏休みの開催は今回が初めてとなる。
アウトレットコーナーでは、同社ブランドのパンツ、デニム雑貨などのアウトレット商品を500円で販売する「ワンコインセール」を実施。体験コーナーには、浦上染料店(児島下の町)が運営する「どんぐり工房」が出店。トートバッグ、ストールなどの商品を参加者自らの手で絞って染める「カラーインディゴ染め体験」(商品・体験料込み=2,000円~)を行う。常設の「アウトレットショップ」「ジーンズミュージアム」「体験工場」も通常営業する。
フードコーナーでは、「居酒屋わやじゃ」(児島下の町)がフライドポテト、空揚げ、かき氷、ミックスジュースを、「草が生まれる農園」(岡山市)がオーガニックコーヒー、手作りジンジャーエール、無農薬野菜を販売。12時から石窯焼きナポリピザ移動販売の「MUNCH's(マンチズ)」(津山市)が加わり、持ち込んだ石窯で焼き上げたマルゲリータ(500円)を販売する。
「当社はメーカーであり、製造をする立場ではあるが、地元の方や観光客をもっと『おもてなし』したい」と開発担当の藤原栄利子さん。今年6月には敷地内のアウトレットストアの前にウッドデッキ風の「やぐら」を建設。「若いファミリー客も多いので、母親が買い物をする間、父親と子どもがゆっくりできる空間を作りたかった」と話す。来客用トイレも新設し、中庭の芝生も整備した。イベント当日、中庭の芝生ではスプリンクラーを回して「涼をとってもらう」計画もあるという。
「今回は『やぐら』完成後初めてのイベントで、フードコーナーも充実している。家族やカップルでのんびり過ごしてほしい」とも。
開催時間は10時~夕方。