倉敷の伝統産業であるイグサの魅力をPRする展示販売イベント「倉敷いぐさ祭り」が現在、「倉敷アイビースクエア」(倉敷市本町)内の多目的施設「アイビー学館」(TEL 086-422-0010)で開かれている。
倉敷周辺地域はかつてイグサの栽培とイグサ製品の製造が盛んで、1950~60年代には畳表の生産量で全国1位のシェアを誇った。生活様式の変化や輸入製品の増加により栽培量は減少したが、倉敷の老舗メーカーは現在でも精力的に製品開発を続けている。
同イベントでは倉敷市内のメーカー11社が出展し、約2000点の国産イグサ製品を展示販売する。花ござ、座ぶとん、草履などの定番商品をはじめ、イグサを編んだかご、ランチョンマット、ブックカバー、畳縁のバッグや雑貨、アロマディフューザーなど幅広いジャンルの製品を並べる。
イベント担当の森貴彩さんは「涼し気なイグサ製品はこれからの季節にも非常に合う。地元・倉敷の人にこそイグサの歴史と伝統に触れてもらい、実際に使ってもらいたい」と話す。
開催時間は9時~17時。入場無料。7月26日まで。