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倉敷市真備町の護岸に「ファイト!」などの文字 マービーちゃんと

護岸にペイントされた「ファイト!」「小田川付替えR5完成予定」の文字

護岸にペイントされた「ファイト!」「小田川付替えR5完成予定」の文字

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 小田川と高梁川との合流地点の付け替え工事で造られた護岸に現在、「ファイト!」などの文字を掲載している。

「ファイト!」とエールを送るマービーちゃん

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 護岸には「小田川付替えR5完成予定」と「ファイト!」の文字、倉敷市真備地区のイメージキャラクターのマービーちゃんが描かれている。対岸の県道24号から工事の様子が見えることから、工事の名称、工事は2023年に完成することを広く知ってもらうために6月8日からペイントを始めた。マービーちゃんは、51種ある中の工事現場のヘルメットをかぶったバージョンを採用している。

 ペイントは、国土交通省の高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所と工事を担当している蜂谷工業(岡山市北区鹿田町1)の協力で行った。文字は、倉敷市真備地区まちづくり推進協議会連合かと相談して決めた。国土交通省の桝谷有吾さんは「『がんばろう真備』の案もあったが、もう十分頑張っているという声もあった。また新型コロナウイルス感染拡大で真備町だけじゃなく多くの人が困難に立ち向かっている。みんなで一緒に乗り越えて行こうという気持ちで「ファイト!」にした」と話す。

 同工事は、平成30年7月豪雨で被害のあった倉敷真備町を流れる小田川と高梁川の接合点を変更するもの。南山の一部を削り、小田川の流れを柳井原貯水池へつなげ、約2キロ南の倉敷大橋辺りで高梁川と合流させる。現在は、迂回(うかい)路を造りながら南山の掘削を行っている。高さ76メートルあった山は20メートルほど低い状態になっている。掘り出された土は柳井原貯水池に作る堤防に使われている。

 そのほかに、小田川の堤防を太くする工事、真備町川辺地区の高梁川の堤防を太くする工事、高梁川の中洲を掘削する工事などを11月ごろ始める。平成30年7月豪雨でも一時的な避難場所として使われた熊野神社(倉敷市真備町尾崎)に、荒木組(岡山市北区天瀬)の協力で様式のトイレを寄贈した。

 桝谷さんは「少しでも早く工事を完成させ、安心安全を届けたい。付替工事は残り約3年を要するが、工事の協力会社の人たちと共に頑張っている。真備町の人たちは前向きな人が多く、地元と連携して少しでも役に立ちたい」とも。

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