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倉敷・下津井で芸術家夫婦による作品展 再生アート、陶器、抽象画など700点超

芸術家のドン・パーカーさんと野田裕子さん夫妻

芸術家のドン・パーカーさんと野田裕子さん夫妻

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 倉敷在住のドン・パーカーさんと野田裕子さん夫妻によるアート作品展が現在、下津井シービレッジプロジェクト(倉敷市下津井1)で開かれている。

廃材や古道具で作った鳥

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 地元出身の画家・裕子さんが「和洋のスタイルにとらわれず心のままに描いた」という新作抽象画30点、ニューヨーク出身の陶芸家・ドンさんによるマグカップや動物のオブジェなど、実用的でユーモアにあふれた陶芸作品700点を展示販売する。

 2011(平成23)年の東日本大震災以来、ドンさんが復興への願いを込めて取り組んでいる「再生アート」作品も会場に並べる。シャベル、ドライバー、針金、流木、トタンなどの古い道具や工業部品を素材として鳥や猫、テーブルなどを作り上げた。「がれきや廃品をアートとして生まれ変わらせることで、人々を元気づけたかった。持ち主を亡くしてさびついた寂しげな道具たちが、鳥に生まれ変わって空に舞い上がり、天国にいる持ち主に再会するストーリーが自分の頭の中に浮かんだ」とドンさん。

 「作品に使われている道具を見た年配の女性が『これ、夫が使っていたわ!』とうれしそうに声を上げてくれる。アートになじみがない人でも、実用的かつ楽しい作品をならべて、クスッと笑いが出るような展示を目指しているので、気軽に寄って楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。10月31日まで。

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