岡山市内で11月1日、市民有志がコロナ収束の願いを込めて花火約1000発を打ち上げる。
「岡山のどこかでサプライズ花火」と題した同イベントを企画したのは、倉敷出身の幼なじみで会社員の川口慎二さんと米田詩さん。新型コロナウイルス感染拡大により花火大会をはじめとした数々のイベントが中心になっている状況を受け、花火を打ち上げて地域の人たちに笑顔と勇気を届けようと「活気付の一撃プロジェクトチーム」を結成した。
花火打ち上げに必要な資金は8月から9月にかけてクラウドファンディングサイトで募り、66万7,500円を集めた。花火の製造と打ち上げは森上煙火工業所(岡山市北区)が行う。人の密集や交通渋滞を避けるため打ち上げの具体的な場所は明かさないが、支援者には打ち上げ場所を案内する。
川口さんは「個人が花火を打ち上げるにはさまざまなハードルがあったが、地元を活気付けたい強い気持ちを持って開催にこぎ着けた。花火を見て元気になってもらえれば」と話す。
開催時間は7時~7時10分を予定する。