倉敷・真備町の「マビ昭和館」(倉敷市真備町辻田、TEL 090-3375-7741)が11月7日、リニューアルオープンした。
同館は2012(平成24)年に、昭和時代の自動車、ミニカー、カメラ、生活用品、おもちゃ、映画ポスターなど1万2千点を並べる私設博物館としてオープン。平成30年7月豪雨では183センチの浸水被害を受け、10カ月後の2019年5月に再開館したが、2020年3月からはコロナ禍で再び休館していた。
リニューアルに合わせて、昭和30年代の街並みを再現した「昭和レトロ横丁」を新設。スタンドバー、駄菓子屋、自動車修理工場、理髪店、電器店などが当時の道具や商品とともに立ち並ぶ。
丸岡律夫館長は「真備町には、豪雨災害の影響でまだ家に帰れない人もおり、落ち込んでいる人もいる。コロナ禍で思うように外出ができずストレスを抱える人も多い中、良いものを作ってお迎えしたいと思い、当時の暮らしの様子を再現した。高度経済成長もあり活気のあった昭和の風景に触れて、明るい気持ちになってもらいたい」と話す。
開館日は毎月第1日曜。開館時間は10時~16時。入館無料。