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10周年を迎えた倉敷路地市庭、年内終了 新組織で移転再開へ

倉敷路地市庭の様子

倉敷路地市庭の様子

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 倉敷美観地区に隣接する路地で毎週土曜に開催していた市場「倉敷路地市庭(いちば)」(倉敷市阿知2)が12月25日の開催をもって「休庭」として、いったん終了する。

倉敷路地市庭の様子

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 同市場は、中心市街地の買い物難民に安心・安全な食を届けることを目的に2011(平成23)年5月に始まった。当初は芝生の空き地にテントを設営して運営していたが、年を経て、地面のコンクリート舗装、雨風よけのビニールハウス設営、店舗面積の拡張などでグレードアップを重ねてきた。来場者数は年間2万~3万人。これまで500回以上開催し、出店者数は延べ100組を超える。

 終了の主な理由は雨風よけのビニールハウスの老朽化。同場所はいったん更地にしてから、マルシェを開催できるスペースを備えた新しい建物を建てる。

 同市場実行委員長の原浩之さんは「昨年と今年はコロナ禍による観光客減少で来場者数が3分の1に落ち込んだが、売り上げはほとんど下がらなかった。このことからも『地元の人たちの買い物の場』として支えられてきたことがはっきり分かった。さまざまな出会いもあり自身の成長にもつながった。感謝の気持ちしかない」と話す。

 開催時間は9時~14時。来年1月8日からは同市場の出店者による新組織が「倉敷天文台」(中央)に場所を移し、「倉敷路地裏マルシェ」として毎週土曜に市場を開く。

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