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倉敷・瀬戸内地域の航空宇宙産業を考えるフォーラム、オンライン開催

マスク事務局長の坂ノ上博史さん

マスク事務局長の坂ノ上博史さん

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 倉敷・瀬戸内地域における航空宇宙産業関連の新技術や新産業の創出と発展を目的としたフォーラム「航空宇宙ビジネスフォーラムin倉敷」が2月26日、倉敷商工会議所で開かれる。主催は「一般社団法人MASC(マスク)」(倉敷市)で、フォーラムは一般参加者向けにZoomウェビナーとYouTubeライブで配信する。

空飛ぶ車「EH216」の試験飛行

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 4回目を迎える今回は「宇宙はつながっている~世界中に橋を架けよう、次のビジネスにチャレンジ!!~」と題し、瀬戸内地域での空飛ぶ車やドローンの活用、宇宙旅行ビジネスなどの実現に向けた課題や展望を発表・討論する。「瀬戸内から宇宙旅行ビジネスへのチャレンジ」をテーマとするパネルディスカッションや、月面探査車「YAOKI(ヤオキ)」を開発するダイモンの取締役CSO山口慶剛さんらによる講演などを行う。

 フォーラムと合わせて、倉敷、姫路、直島、小豆島など瀬戸内地域の商工会議所が参加する新組織「次世代モビリティ瀬戸内コンソーシアム」の設立総会も行う。瀬戸内海には約700の島々が点在し、108の有人島があることから、少子高齢化が進む地域の課題を空飛ぶ車やドローンで解決することを目指す。慶應義塾大学大学院SDM研究所顧問の中野冠さんは「瀬戸内における空飛ぶクルマの可能性について」と題した講演を行う。

 マスクではこれまで3回、同団体が所有する空飛ぶ車「EH216」の試験飛行を行っている。新機体「VT-30」(最大飛行時間=100分、飛行距離=約300キロ)の導入も予定しており、瀬戸内地域の広い範囲をカバーできる物流や人の移動の新しい手段としての将来性に期待を寄せる。

 マスク事務局長の坂ノ上博史さんは「空飛ぶクルマをはじめとして、新しい技術を倉敷・瀬戸内地域で実運用するためのチャレンジを積み重ねているので、多くの方に興味を持って参加してもらえれば」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~16時(第1部=11時~12時、第2部=13時~16時)。参加無料。

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