企画展「モノクローム 空間と響きあう色」が4月28日から、倉敷・美観地区の大原家別邸「有隣荘(ゆうりんそう)」(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で開かれる。
有隣荘は、大原美術館を創設した大原孫三郎が1928(昭和3)年に建設した私邸兼迎賓館。普段は非公開だが、春と秋に期間限定で一般公開し、同館所蔵品の特別展示を行っている。コロナ禍の影響で、ゴールデンウイーク(=GW)に合わせて行う春の一般公開は4年ぶり。
「モノクローム」をテーマに、大原美術館の所蔵作品の中から単色で表現された絵画や陶磁器約15点を、会期中に一部作品を入れ替えながら展示する。取り上げる作家は、ジャスパー・ジョーンズさん、草間彌生さん、マーク・ロスコ、堂本尚郎、カジミール・マレーヴィチ、富本憲吉、棟方志功、バーナード・リーチ。
大塚優美学芸員は「単色のグラデーション(濃淡)で表現された作品と、有隣荘という空間、例えば庭の新緑などとの調和や対比も楽しんでもらえれば」と話す。
開場時間は10時~16時。入場料は、一般=1,000円、小・中・高校生=500円。5月7日まで。