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倉敷で繊維産業PRイベント デニム、イグサ、帆布製品一堂に

かつて紡績工場の混打綿室だったという会場

かつて紡績工場の混打綿室だったという会場

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 倉敷の繊維関連産業を紹介する展示販売イベント「itohen(いとへん)」が現在、倉敷アイビースクエア(倉敷市本町)内アイビー学館(TEL 086-422-0010)で開かれている。

なまこ壁をモチーフにしたバッグ

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 「いとへん」は、アパレルや繊維品など繊維や織物関係を扱う業界のこと。同イベントでは、倉敷を支えてきた繊維産業に光を当て、デニム、イグサ、倉敷帆布、畳縁、真田紐などの素材を使った衣類、雑貨、小物を一堂に集め展示販売する。

 「ビッグジョン」「ベティスミス」「倉敷帆布」「高田織物」など、地元のメーカーやブランド22組が出店し、国産製品のみを並べる。倉敷アイビースクエア・カルチャー事業部の長原かなえさんは「旅行者、特に海外からの人が多く、岡山の物を求めている方が増えていると感じる。『これはメイドインジャパンか?』と聞かれることも多い」と話す。

 会場のアイビー学館は、かつて倉敷紡績の工場だった建物で、綿をほどいてごみを取り除く作業を行う「混打綿(こんだめ)室」として使われていた。長原さんは「繊維の元となる綿を扱っていたこの場所で、現在の倉敷の繊維製品を発信することに意味がある。できるだけたくさんの方に見てもらい、岡山の良い品を知ってほしい」と呼びかける。

 開催時間は9時30分~16時30分。入場無料。6月22日まで。

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