
切り絵を組み合わせて多面体に仕上げた和照明作品を展示する「希莉光(きりこ)あかりで紡ぐ~光と影、そして衝動~」が現在、倉敷光作所・斎館(倉敷市本町、TEL 090-3375-0464)で開かれている。主催は倉敷光作所(羽島)。
「希莉光あかり」は、これまでホテル雅叙園東京、京都の妙顕寺、地元の阿智神社など各地で展示してきた。今回初めて同社の施設を会場として使い、和室の大広間を遮光し、日中に涼みながら鑑賞できるように空間を作り上げた。
会場中央には制作時間200時間を超える大型作品「SAKURA」を置き、新作「KINGYO」など「夏」をテーマにした作品を中心に25点を並べる。制作担当の須山寛子さんは「『KINGYO』は水草の表現にも気を配り、どの角度から見ても金魚鉢を眺めているような感覚にさせる作品を目指した」と話す。
倉敷光作所の代表社員・須山恭安さんは「SNSや東京の展示で『希莉光あかり』を知ったという県外のお客さまが訪れている。室内で涼みながら、大人が楽しめる幻想的な癒やし空間を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~18時。入場料は1,000円。阿智神社の特別希莉光御朱印(1,000円)の提示でも入場できる。8月31日まで。