倉敷・美観地区近くに10月30日、「備中の地酒バル 粋酔日(すいようび)」(倉敷市中央1、TEL 086-434-3142)がオープンした。
倉敷を含む備中地域(岡山県西部)の地酒を中心に取りそろえる同店。1907(明治40)年創業の酒蔵「ヨイキゲン」(総社市)社長の渡辺信行さんが「備中の地酒を広くアピールするアンテナショップ」として開業。店舗面積は11坪で席数は15席。カウンターと棚には、伝統的な酒造りの道具「槽(ふね)」に使われていた木のパーツを利用した。
主なドリンクメニューは、備中地域の酒蔵12社による約40種の日本酒(60ミリリットル、300円~)で、「三種きき酒セット」(各20ミリリットル、700円~)も用意する。季節のフルーツを日本酒で漬け込んだ「和製サングリア」(90ミリリットル、550円)をはじめ、焼酎やリキュールも提供。ビールは「ヱビスビール」(600円)のほか、「真備竹林麦酒醸造所」(真備)、「宮下酒造」(岡山市中区)などの地ビールもそろえる。
主なフードメニューは、「本日のお刺身」(900円)、「牛すじ煮」「ママカリのオイル漬け」「ポテトサラダ」「揚げ出し豆腐」(以上500円)など約20種。
「地元の方に何度も来店してほしい」と、次回来店時の酒が1杯無料になる「マイお猪口キープ」(100円)サービスも提供する。「特に20~30代の若い人に持たれがちな『日本酒は敷居が高い』という先入観を取り払うきっかけになれば。純粋に酔いたい日に、ふらっと気軽に寄ってもらいたい」と渡辺さん。
営業時間は17時~23時。月曜定休。