倉敷・曽原の「倉敷帆布(はんぷ) 本店」(倉敷市曽原、TEL 086-485-2112)で現在、「倉敷帆布生地祭り」が開かれている。
「倉敷帆布」をはじめ、帆布を使ったバッグ、ファッション雑貨、キッチン雑貨、文具などを展開するバイストン(同)が、昨年設立10周年を迎えたことをきっかけに企画した同イベント。工場見学会、オリジナルトート作りのワークショップ、帆布生地の特別販売会などを行う。
店内では、先染め糸で織り上げたストライプ帆布生地や厚手の帆布生地など、普段は販売していない帆布生地を販売。通常販売の帆布生地やB反(傷、汚れのあるもの)の特価販売も行う。
工場見学会は、約80年前に建てられた工場で、糸の状態から帆布生地が織り上げられる工程を間近で見ることができる約30分間のツアー。現在は生産されていない伝統的なシャトル織機約60台が稼働している。
ワークショップでは、参加者が持ち込んだ10センチ四方以内のイラストを倉敷帆布のトートバッグにシルクスクリーンプリントしてオリジナルバッグを作る。「初対面の参加者同士で交流の輪が広がったりしてとてもいい雰囲気で行われた。お客さまの声を直接聞くことができたのも貴重な体験だった」と堀和美店長。事前の予約で満員となり募集は締め切っているが、「とても好評なので、今後も企画していきたい」と話す。
「このようなイベントを行うのは初めてだが、倉敷帆布にこれだけ多くの人が興味を持ってくれていることをありがたく感じている。生地から手作りされている人がとても多いことを知ることもできた」とも。
店舗の営業時間は10時~17時。今月30日まで。工場見学会は事前予約制で、申し込み方法はホームページで確認できる。