介護サービスを手掛ける「創心會」(倉敷市茶屋町、TEL 086-420-1500)が6月1日、運営するデイサービス施設「創心会リハケアタウン東館」(同)内にパン店を主軸とする地域交流スペース「Chaya-Cafe(ちゃやカフェ)」をオープンした。
施設の一角をパン店と飲食スペースとして一般開放する同店。店舗面積は約30坪。席数は60席。地域住民が集える交流拠点として、多世代交流の促進を図る。
パン店開業にあたっては、パンの製造販売・プロデュースを手掛ける「おかやま工房」(岡山市北区)のパン店開業支援プログラム「リエゾンプロジェクト」と連携し、自社スタッフが製造ノウハウや品質管理を習得した。将来的にはパンの製造・販売を通じた障がい者の就労支援事業へつなげるという。
パンは、「ぷちぱん」(43円)、「やみつき塩バターパン」(97円)、「黒豆パン」(151円)、「大葉とトマトのパニーニ」(410円)など約15種を取りそろえ、店内にドリンク販売機を備える。
同施設内の研修室も地域交流を目的としたミーティングスペースとして開放。インターネット対応パソコンやプロジェクターなどを備え、定員は約20人。カルチャースクール、介護予防教室、ママ友交流会などの利用を想定している。同施設前駐車場では今後、フリーマーケットを開く計画もある。
同社人事広報担当の河崎崇史さんは「開かれた場所を提供し、世代を超えた交流ができる雰囲気を作りたい。介護の現場が身近に見えることで、介護の予防にもつなげていければ。親子連れ、学生など地域の幅広い方に気軽に足を運んでいただきたい」と話す。
営業時間は11時30分~17時。日曜定休。