築200年を超える国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)で3月26日・27日、高梁川流域の食と文化をアピールするイベント「高梁川マルシェ」が開催される。
倉敷市を含む岡山県西部を流れる一級河川・高梁川の流域で生まれた食材、料理、加工品などを一堂に集め販売する同イベント。2002年から年2回のペースで開いており、今回で9回目を迎える。約10店舗が出店し、野菜、果物、米、みそ、しょうゆ、日本酒、ワイン、スイーツ、コーヒーなどを販売する。
今回初の試みとして、「大橋家住宅をカフェテリアに」をキーワードに、飲食店が3店舗出店する。「高梁川マルシェカフェ」は、「コン猪のカナッペとセミドライサラミ+スパークリングワイン」「ポークビーンズスープ」「野菜サンド」など、出店者らの食材を組み合わせたメニューを用意する。「やさい食堂こやま」(岡山市)は、「春の彩り弁当」「野菜煮込みカレー」「あま酒の寒天寄せ 苺ソース」「豆乳白胡麻プリン」など、「三宅商店」(本町)は、1日目の夜に予約限定で「イノシシのしゃぶしゃぶ」(5,000円)30食を提供する。
実行委員会事務局の岡野智博さんは「ただ食べるだけはなく、食を通して生活・文化・歴史などについて考えたり知ったりするきっかけをつくりたい。大橋家住宅のゆったりとした空間で、ゆったりとした時間を楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入場無料。