倉敷・児島上の町のうどん店「松家(まつか)製麺」(倉敷市児島上の町2、TEL 086-473-7112)が昼営業を始めて1カ月が過ぎた。
2005年の開業以来、製麺業の傍らで早朝わずか1時間のみ営業するスタイルを続けてきた同店。2代目で工場長を務める松家太一さんが店舗前に厨房となる小屋を建て、4月27日に昼営業を始めた。妻の千晴さんも店に立ち太一さんを支える。
昼のメニューは早朝と異なる細麺を使い、「ぶっかけ(温・冷)」(300円)、「肉ごぼうぶっかけ(温・冷)」、卵と自家製の「食べるラー油」を乗せた「辛玉まぜうどん」(以上400円)を提供する。持ち帰り用うどんも用意する。
「細麺は『家庭でも気軽に釜玉うどんを食べたい』という声に応え、2015年から持ち帰り用で販売しているもの。湯で時間が短く、日持ちするのが特長。当社ではさまざまな種類の麺を作っているので、それを知ってもらうきっかけになれば。将来的には冷や麦や茶そばなども提供したい」と太一さん。
昼営業用の小屋は太一さんがほぼ一人で3カ月かけて作った。「どの作業も大変だったが、下水道につなぐために機械でコンクリートを削った作業が特に記憶に残っている」と振り返る。
「冷たいうどんはコシがあり喉越しが良く、温かいうどんはもっちりしているので、両方を食べ比べてほしい。早朝とは異なるうどんなので早朝と昼でも食べ比べてもらえれば。できるだけ多くの皆さんに『めん食い』になってもらいたい」と呼び掛ける。
営業時間は5時40分~7時、11時30分~13時15分。火曜定休で、昼営業は日曜・祝日も休み。