倉敷駅前の日本茶専門店「恒枝(つねき)茶舗」(倉敷市阿知2、TEL 086-422-1427)が7月23日、「抹茶ビール」と「抹茶ソイラテ」のテークアウト販売を始めた。
「普段はお茶屋さんに足を運ばないような人にも日本茶の魅力を伝えたい」と、店主・恒枝信雄さんの三男夫婦・信三さんとみつこさんが中心となって企画した。テークアウトメニューの提供は同店にとって初めてで、厨房(ちゅうぼう)の改装もほぼ自分たちだけで手掛けたという。
「抹茶ビール」(約350ミリリットル、500円)は、濃い目の抹茶をブレンドしたビールカクテル。「ビールのとがった部分が薄れてまろやかな味わいになる。苦味が苦手な人にとっても飲みやすいのでは」とみつこさん。
「抹茶ソイラテ」(約220ミリリットル、350円)は、抹茶、豆乳、黒蜜をブレンドしたドリンク。黒蜜は、高梁産さとうきびを煮詰めた無添加・手作りの「天空のくろみつ」を使う。
いずれのメニューも、上林春松本店(京都府宇治市)の抹茶を使い、注文を受けてから点(た)てる。「業務用の粉末ではなく、抹茶として飲んでもおいしいランクのものを使っている」とみつこさん。「今後もお茶屋さんだからこそできるメニューを増やしていき、季節に合わせて提供していきたい」と話す。
営業時間は10時~17時30分。日曜定休。テークアウトメニューの提供は、15時~(土曜は13時~、月曜を除く)。