倉敷・中央の「ギャラリー倉敷」(倉敷市中央1、TEL 086-422-5858)で現在、作品展「アートプロムナード」が開かれている。
アートプロムナード(芸術の散歩道)と題して、県内在住の洋画家6人による近作18点を展示する。出展者は泉谷淑夫さん、小川一生さん、小川恵さん、直原清美さん、奈加山ヒロコさん、山口裕美子さん。
「普段の制作においては、古来女性が社会の中で自分の居場所を探してきた生きざまを表現している」という直原さんは、昨年の県展に出品した「時を編む」と、趣味の登山から着想を得た心象風景作品2点を出展。「登山は自分の足だけが頼りで、進むしかない。終着駅のない作業という点で、作品の制作と共通点がある」と話す。
山口さんは、色鮮彩かなスカーフが青いオウムガイの殻と一体になっているかのように描かれた大作「METAMORPHOSE」のほか、バラのドライフラワーやツバキを題材にした小品2点を出展。「小品は、身近なところで心が動かされたものを描いている。ドライフラワーは生命が終わっているにもかかわらず美しいので、生花よりも魅力を感じる。枯れそうなバラの葉なども一枚一枚が主張してくる」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。月曜休廊。入場無料。1月29日まで。