倉敷・阿知に宿泊施設「くらしき伝(でん)」(倉敷市阿知2、TEL 086-476-1822)がオープンして4カ月がたった。
築約100年の木造2階建て古民家を改装して4月にオープンした同施設。和室3部屋と洋室1部屋の計4部屋を備え、部屋貸しに加え1棟貸し(8人以上)のプランも用意する。施設面積は約100坪。
海外からの観光客受け入れにも注力しており、英語が堪能なスタッフが常駐する。施設内には、茶室、和庭園、アートギャラリー、共用キッチン、イベント・交流スペースなども備え、日本文化の体験、宿泊者の交流を促す。
オーナーの川添微さんは、家族と共にインドネシア・バリ島で暮らすジュエリー作家。日本での活動拠点を探す中で倉敷の路地にある同古民家にたどり着いた。「倉敷は民芸の歴史もあり、ものづくりをしている人が多い。多くのアートやクラフトを見ることができる魅力的な街」と話す。
「キーワードは『街リゾート』。時間に縛られず、欲望の赴くまま好きなものを食べたり飲んだり散策したりして、倉敷という街をリゾートのように過ごし、楽しんでもらいたい。人が人を呼び、世界中から人が集まってつながれる空間にしたい」とも。
長木愛マネジャーは「家族やグループでの利用が非常に多く、約半数は外国人。『思っていたより広かった』という声をよく頂く」と話す。
1泊当たりの宿泊料金は、洋室(2人)=1万5,000円、和室2部屋(4人)=2万円、和室3部屋(6人)=3万円、1棟(8人)=4万5,000円。