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倉敷の駅ビルにテークアウト「下山さんちのお茶」 生産者直営、袋は手書き

下山桂次郎社長

下山桂次郎社長

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 倉敷の駅ビル「サンステーションテラス倉敷(さんすて倉敷)」内に日本茶のテークアウト店「下山さんちのお茶」(倉敷市阿知1、TEL 086-435-2377)がオープンして3カ月がたった。運営はクオリティープランテーショ ンズ(美作市)。

店内の様子

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 6月1日にオープンした同店。自家栽培・自家製造の県産日本茶のテークアウトと、茶葉の販売を行う。昨年9月にオープンした湯郷店に続き2店舗目で、倉敷へは初出店。

 主なテークアウトメニューは、ほうじ番茶、煎茶、玄米茶(以上300円~)、安富牧場(岡山市)と共同開発した「ほうじ番茶ソフトクリーム」(380円)など。日本茶メニューはホットとアイスを用意しており、ほうじ番茶は、ストレート、シロップ入り、レモンティー、ラテのいずれかを選べる。同店に隣接するおにぎり専門店「米屋のにぎりめし山田村」で購入したおにぎりを持ち込んでお茶漬けを作るコラボメニュー「お茶漬け用ほうじ番茶」(280円)も。

 下山家3代目茶師の下山桂次郎社長は「生産者直営なので、丁寧に製茶した出来たて、焙煎(ばいせん)したての新鮮な茶葉を入れたてでお客さまに出せるのが特長」と話す。

 物販セクションでは、煎茶、ほうじ茶、ほうじ番茶、玄米茶などの茶葉やティーバッグをはじめ、茶染めのポーチなどの雑貨類や、児島のデニム加工会社「美東」とコラボした茶染めデニムやシャツなどを販売する。

 茶葉のパッケージに書かれた毛筆体の文字は下山さんによる手書き。「一点物のように表現して、丁寧に入れておいしく飲んでもらいたいという生産者としての思いを込めている。年間1万枚は書いており、少しでも時間が空くと書く習慣がついている」と話す。

 「生産者なので茶葉で勝負していきたい。さまざまな方法で間口を広げ、コーヒーのように手軽に飲んでもらえるようになれば」と意欲を見せる。

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