築200年を超える国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)、カフェ「倉敷中島屋」、公園「阿知二丁目広場」の3カ所で10月7日・8日、高梁川流域の「食」と「暮らし」をアピールするイベント「高梁川マルシェ~流域時間の過ごし方~」が開催される。
岡山県西部を流れる一級河川・高梁川の流域で生まれた食材、料理、工芸品、雑貨などを展示販売する同イベント。生産者、加工業者、工芸作家ら26組が出店し、米、みそ、しょうゆ、地酒、ジビエ料理、スイーツ、コーヒー、陶器、木工家具、雑貨、ドライフラワーなどを販売する。
飲食のコーナーでは、地元食材を使ったおでん、自然放牧牛の無添加ソフトクリーム、昨年の「備中ジビエ料理コンテスト」で優勝したTaeko’s Kitchenによるジビエ料理などが出店する。
クラフトのコーナーでは、ガラスのはんこ作り、インテリア向けの植物標本「ハーバリウム」作り、手作りビーズの髪留め作り、畳縁のコインケース作りなどの体験プログラムも多数用意する。
7日夜は大橋家住宅でナイトマルシェも開催。倉敷在住のアーティストnensowさんによるサウンドインスタレーション、彫金師・ジュエリー作家の尾崎達人さんによるキャンドル演出で会場を彩る。
実行委員会事務局の岡野智博さんは「ただの売り買いではなく、地域の文化発信を意識している。変わらないコンセプトを大事にしつつ、新たに若い出店者を招き入れたので、わくわく感を持ってもらえるのでは」と話す。
開催時間は10時~17時。7日のナイトマルシェは17時~20時(大橋家住宅のみ)。入場無料。