倉敷・西阿知にギターリペア工房「CROWD SURF(クラウドサーフ)」(倉敷市西阿知町西原、TEL 086-436-6569)がオープンして1カ月がたった。
2014年から昨年10月まで矢掛町で営業していた同工房。主にギターやベースの修理、調整、カスタマイズを手掛ける。昨年12月に店主・清水雅丈さんの地元に移転した。工房の面積は63平方メートルで、移転前の約8倍に拡張した。
「アクセスのしやすさを重視して自分の地元でもある倉敷を移転先に選んだ」という清水さん。移転に伴い、待合スペースを新設。木工に関わる大型の設備も導入した。
清水さんは「作業効率が上がり、対応できる作業の幅も広がった。納期も短縮できて、より多くのお客さまの要望に応えられるようになった」と話す。
清水さんは県内で6年間、会社員生活の後、上京してギター製作を学んだという。「音楽に関わる仕事を探していた時に、雑誌で学校の広告を見つけたのがきっかけ。もともとものづくりが好きだったので『これだ』と思った」と振り返る。卒業後は、ギターのオーダーメイドと修理を行う都内の工房でオリジナルのギターやベース製作を担当して経験を積んだ。
「浮き足立つことなく、常にお客さま目線で丁寧な接客と作業を続けて『リペアならここ』と言われるようになりたい。県内全域と中四国地方すべてのミュージシャンの受け皿になれれば」と意気込む。
営業時間は10時~19時。月曜定休。要予約。