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倉敷・美観地区に宿泊施設とギャラリーの複合施設 「良いものを残したい」と店主

「滔々 倉敷町家の宿」のリビング

「滔々 倉敷町家の宿」のリビング

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 倉敷・美観地区に6月23日、宿泊施設とアートギャラリーの複合施設「滔々(とうとう)」(倉敷市中央1、TEL 086-422-7406)がオープンした。運営は不動産業の「菱善地所」(岡山市)。場所は今年初めに閉業した「クラフト&ギャラリー幹」跡。

「滔々 倉敷町家の宿」のキッチン

 木造2階建ての町家を改装した宿泊施設「滔々 倉敷町家の宿」と、隣接するコンクリート2階建ての近代的な建物に配したギャラリースペースからなる同施設。宿泊施設は1棟貸しで最大5人まで。「gallery 1」ではクラフトや美術品の展示販売を行い、「gallery 2」はレンタルスペースとして運営する。

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 宿泊施設には、陶芸家・伊藤環さんのペンダントライト、染織家・神山結子さんの座布団、「さしものかぐたかはし」のソファやローテーブルなど、作家ものの家具や調度品をそろえる。パウダールームの床には岡山特産の桜色がかった花こう岩「万成石(まんなりいし)」を使う。

 宮井宏社長は「宿泊施設の調度品は、豪華さではなく『質の良いもの』を追求した。ギャラリーでも、器などの日常使いのものを中心に、美術品とクラフトの間にあたる良質なものを県内外の人に紹介していきたい」と話す。

 ギャラリーでは、オープニング企画展として備前焼作家・森本仁さんの作品展を行う。備前焼をはじめ、うわぐすりを使った作品や灯油窯で白く焼き締めた作品など約300点を展示販売する。

 「『倉敷にこんな場所があってよかった』と思ってもらえるような場所にしたい。表面的なものではなく、自分たちが本当に良いと思っているものを共有し、次の世代に残していく手伝いができれば」とも。

 営業時間は10時~17時。森本さんの展示は7月8日まで。

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