倉敷・美観地区の観光文化施設「倉敷物語館」（倉敷市阿知2、TEL 086-435-1277）で9月30日、満月の鑑賞会「お月見 in 倉敷物語館」が開かれる。

「倉敷物語館」2階の和室から見た景色

　同館は、江戸時代中期に建築された旧東大橋家住宅を改修・整備した観光文化施設。「中秋の名月」に合わせ、母屋の1階と2階にある和室を会場として一般開放する。

　会場では、同施設内「みんなのぽっ♪カフェ」による「お月見団子と抹茶のセット」（300円）を50個限定で販売。数に限りがあるため、現在「お団子券」の事前販売も行っている。2階では「Moonlight Live in 倉敷物語館」と題し、都山流尺八奏者・片山佑山さんと眞家喬山さん（18時～）、アイリッシュハープ奏者・晴（haru）さん（19時～）、バイオリン奏者・田中郁也さん（20時～）がそれぞれ生演奏を行う。

　俳句・川柳を募る「物語館五・七・五」も同時開催。テーマ・形式は自由で、指定された紙に記入して提出する。投稿作品は10月7日から同館で展示し、一般投票を行う。得票数の多かった作品の作者には同館オリジナルポストカードを進呈する。

　同館館長の山田錠さんは「最近は、集まってお月見をすることが少なくなっているので、家族、友達、住民同士が交流できる場になれば、と企画した。普段は一般開放していない2階の和室を体験できるのも魅力。地元ミュージシャンの素晴らしい演奏を聴きながらお月見を楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は16時～20時30分。入場無料。