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倉敷の若手芸術家ら「町づくり」公開会議-町家の活用方法考える

「大橋家住宅を『語る。かんじる。考える。』」の会場となる倉敷物語館

「大橋家住宅を『語る。かんじる。考える。』」の会場となる倉敷物語館

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 倉敷・美観地区の文化施設「倉敷物語館」(倉敷市阿知2)で1月27日、まちづくり講座「大橋家住宅を『語る。かんじる。考える。』」が開催される。

築200年を超える国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」

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 文化庁の「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」に採択された同講座の7回目。毎回さまざまなゲストを迎え、築200年を超える国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」(倉敷市阿知3、TEL 086-422-0007)と、その周辺地域の活性化につながる文化の継承や活用方法について意見を交換する。

 今回のテーマは「記憶の継承 歴史をつなぐ町家の保存と活用を考える」。第1部は元文化庁主任文化財調査官で、現在は岡山理科大学工学部建築学科教授を務める江面嗣人さんによる基調講演。「日本の住空間にみられる文化性」をテーマに講義する。第2部は地域で活躍する20~30代の若手芸術家や町づくり関係者8人をパネリストに招き、「大橋家住宅の活用」をテーマに公開ディスカッションを展開。第3部はアフリカのマリンケ伝統音楽演奏家マムドゥ・ジャバテさんによる演奏を行う。

 参加パネリストは、宮大工の芥川英祐さん、ガラス作家の水口智貴さん、陶芸作家の渡辺篤さん、西洋美術保存修復家の津崎みぎはさん、文化財修復研究家の槌田さち枝(さち=示に右)さん、ミュージシャンのマムドゥ・ジャバテさん、ライフクリエーターの中村功芳さん、「アート&クラフト岡山」代表の黒瀬智也さん。「FMくらしき」の正清賢治さんがコーディネーターを務める。

 講座を主催する大橋家住宅活用実行委員会事務局の岡野智博局長は「前回、若手芸術家を招いて行った公開ディスカッションでは、若手ならではの斬新な意見が交わされたので、これをさらに深く掘り下げていきたい。単純に『文化財』と聞くと興味が湧かないかもしれないが、地域に密着した発表の場、教育の場、楽しめる場を創造するという観点で、若い人にこそ参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~16時15分。参加無料。

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