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倉敷の重文「大橋家住宅」で公開会議-若手芸術家が意見交換

築200年を超える国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」

築200年を超える国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」

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 国指定重要文化財建造物「大橋家住宅」(倉敷市阿知3、TEL 086-422-0007)で12月1日、まちづくり講座「大橋家住宅を『語る。かんじる。考える。』」が開催される。

「大橋家住宅」の和室

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 築200年を超える大橋家住宅を中心とした阿知中・西地区の活性化を目的として、毎回ゲストを迎え情報や意見を交換する同講座。文化庁の「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」に採択されており、6月から来年1月まで全8回行われる。

 6回目となる今回は「未来会議 ~文化遺産の保存・活用を担う次世代からのメッセージ~」と題し、倉敷を中心に陶芸、木工、建築、まちづくりなどで活躍している若手実践者をメンバーに招き、同施設の活用と周辺地域の活性化について公開ディスカッションを行う。

 主なメンバーはゲストハウス「くるま座 有鄰庵」代表・中村功芳さん、芸術家支援団体「アート&クラフト岡山」代表・黒瀬智也さん、陶芸作家・渡辺篤さん、木工作家・林ヒロキさん、バイオリニスト・田中郁也さん、文化財研究家・槌田さち枝(さち=示に右)さん。「倉敷未来機構」代表の坂ノ上博史さんがファシリテーターを務め、施設の保存と活用、地域との関わり、住空間を生かした芸術作品展示やパフォーマンスなどをテーマに会議を進行する。

 コメンテーターとして、岡山理科大学工学部建築学科教授の江面嗣人さんも参加。基本的な文化財保護法の考え方を踏まえ、世の中の理解を得やすい活用方法の可能性、建築としての大橋家の価値と魅力などをレクチャーする。

 講座を主催する大橋家住宅活用実行委員会事務局の岡野智博局長は「地域で活躍する若い世代の意見やアイデアが交わされるので、若い人にぜひ参加してほしい。参加無料なので大橋家住宅に来たことがない人はこの機会を利用してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は15時~17時。参加無料。定員30人。申し込みは同事務局まで。

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