倉敷駅近くの商店街に3月1日、笠岡ラーメン「笹(ささ)」(倉敷市鶴形1、TEL 086-422-0322)がオープンした。
経営は洋食のシェフとして40年のキャリアを持つ笠岡出身の笹部清太郎さん。昨年末まで岡山市内で喫茶店を営んでいたが倉敷への転居とともに出店した。店舗面積は7坪で、席数は13席。
笠岡ラーメンは、岡山県笠岡市のご当地ラーメンで、チャーシュー(豚肉)の代わりにかしわチャーシュー(鶏肉)を使うのが最大の特徴。スープは鶏ガラしょうゆ味が基本とされ、長めにカットされた青ネギが載る。
「親戚が老舗の笠岡ラーメン店を営んでいるので、基本の味は初代店主直伝。親鶏だけでなく若鶏も載せるなど、自分なりのアレンジを加えている」と笹部さん。「経営していた喫茶店でもラーメンを出していたが『マスターが片手間でラーメンもやっている』と思われてしまうこともあったので、今回はラーメン店として打ち出していく」と意気込む。
メニューは「オリジナル」(550円)、具を多めに載せた「とりそば」(650円)、通常の豚肉チャーシューを載せた「とんとん麺」(700円)。ラーメン以外に「カレー」「親子丼」「豚バラ丼」(以上650円)なども提供する。テークアウト用に笹部さん手作りのおにぎり(100円)、サンドイッチ(200円~)なども並べるほか、11時まではモーニングメニューとして「トーストモーニング」(350円)、「ワンコインモーニング」(500円)も提供する。
店内に飾られた絵画、看板のイラストなどは全て笹部さんによるもの。「絵は季節ごとに替えていく。今はサクラだが、次はヒマワリ」と話す。
営業時間は8時~21時(モーニングは11時まで)。